初恋
宮崎あおいという美しい存在を使って、
このカントクが何を撮りたいのかどこを見せたいのか、いまいち伝わってこない。
前半でどこに感情移入するべきか迷ったままズルズル行ってしまって、
ラストの感情に説得力が示せてないというか。そんな印象。
まぁ、そういうのって受け手の問題だとも思うが。
うーん。
自分にはダメでした。50点以下。留年。
ただ、共に観たひとは、「とても良い」と仰っていたので、好みの問題かも。
どのシーンが良いかという意見は一致。
少女が何かを受け入れて、振り切って、あるいはどこかで振り払えずに、
それでも、前に歩いてゆく。
その姿は、それだけで涙が出そうになるほど綺麗で、
そこにやわらかくたたえられた微笑みの、希少さを、思った。
やはり宮崎あおいは素晴らしい。
あと、岸役のひと(忘れた)も、お兄ちゃん(宮崎将)も結構良かったと思う。
それぞれライトを当てるなら当てる、当てないなら当てないで、
はっきり演出すりゃいーのに、とちょっと思った。
あと、キレイ系の女優さんには、
笑うと崩れてしまうひとが少なくないのですが、
宮崎あおいは笑った方が100倍くらい可愛くなるという稀有な存在で。
しかし、
この映画のあおい嬢は8割方ふくれっつらで構成されていますので、
そのへん注意が必要です(何が)