ηなのに夢のよう

ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)

ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)

ラストが、ラストが。
あぁ。(落涙)


これから森作品に出会うひとたち(特に若者)を羨ましく思う。


もしも高校生の自分が、この広大で緻密な世界に触れたとしたら。
想像するだに、それはとても甘美な。


けど、まぁ、
その感情は単純に若さへの羨望あるいは嫉妬であって、
飽和、無気力、あるいは限界性能への恐れ、の裏返しなのかも、
などとも。


どちらにしてもその作品世界の美しさには影響のないことで。


Gシリーズの後半を、いたく楽しみに待つのみ。