ロケット・ガール

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50843006.html


というか、ラノベ専門のひとなのかと思っていました。。。(失礼)

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

天使は結果オーライ―ロケットガール〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

天使は結果オーライ―ロケットガール〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

私と月につきあって―ロケットガール〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)

私と月につきあって―ロケットガール〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)


ロケットガールも面白いですよ。弾さん。
必読。


404 Blog Not Found --- 太陽の簒奪者 & 沈黙のフライバイ

ハードSFのハードたるところは、設定を設定にすませないところにある。なぜそういう設定なのかを、それが設定ではなく必然というレベルにまで読者を納得させないとハードSFとして認められないのだ。


そういう意味では、
ぴっちりボディラインの「スキンタイト宇宙服」で女子高生たちが宇宙に飛び出していく本シリーズは、
ソフトどころかソフテストと呼べるほどの柔らかさ。
しかし、宇宙船と宇宙服に関する「裏技」ふたつを除いては、
きっちりかっちりScientific ViewPointで書かれております。


軌道上で、月面で、ゆかりたちの目に映る彼方の光景。そこで出会う感動や恐怖。
アストロノーツと地上クルー達の智慧と勇気を結集してトラブルに立ち向かう姿。
そのリアリティにはいささかの翳りもない。



■2巻より(うろおぼえ)

「民族だの宗教だのでいちいち戦争しててどうする。地球がせまきゃ宇宙へ引っ越すんだ。最初はステーションでいい。その次は月。そして火星だ。」

 
■3巻より

「いつかここは都市になるわ。」


コストカット宇宙船でのスラップスティックス。
宇宙戦争も起こらないし、異星人との邂逅もない本作品ですが、
だからこそ宇宙開発に心ときめかせる人々にはたまらない、
キラキラの台詞がたくさん詰まっているシリーズでもあります。


表紙はアレだけどw
マジ泣けますよ。


宇宙に心を馳せたことのあるひとならきっと。